金庫の鍵をなくしたので安全ピンでピッキングしてみたら簡単に開いた件

我が家の押入れに入っている金庫。最新のものではなく割と古いものなのですが、見た目は堅牢で重さもあり、金庫としての能力はちゃんと持っているものです。ダイヤルを合わせた後に鍵で解錠できるタイプですので、番号と鍵の両方が必要になります。

その金庫を先日開けようとしたところ、いつも鍵を置いてある場所に鍵が見当たらなかったのです。どれだけ探しても見つからず、かと言ってどこかへ持ち出した記憶もありません。業者を呼べば開けられるとは思うのですが、金庫を他人に開けさせるというのも不安が残るため、とりあえず手近なもので試してみようと思い、インターネットで記事や動画を見ながら、安全ピンでピッキングに挑戦してみました。ダイヤルを合わせ、安全ピンを差し込んで手の感触と安全ピンに掛かる負荷や手応えを便りに、素人ながらにいじくり回していると、意外と簡単に開いてしまいました。何度か繰り返していましたが、時間にして15分程度でしょうか。鍵の専門家でもないのにこんな簡単に開いてしまうのかという驚きと、金庫が開いてくれた安堵感。それと同時に、こんなんで金庫と呼べるのか、大丈夫なのかという不安を抱きました。

そのまま金庫は開けっ放しにして用事を済ませ、夫が帰宅した際にこのことを相談しました。金庫自体古いものなので、安心と安全を買う意味も込めて、新しいものに買い換えようかという話になりましたね。このまま使うとしても、どうせ鍵を作らなければいけないですし。

それにしても、ピッキングって細く尖ったものがあれば驚くほど簡単にできてしまうのですね。金庫だけでなく、玄関の鍵も少し不安になってきてしまいました。全ての鍵が簡単に開くとは思いませんが、せめて素人には開けられないくらいのものを導入することが、安全面で大切なのだと感じます。